LINEに新展開！「LINE＠」を個人にも提供ネットベンチャーニュース

LINEに新展開！「LINE＠」を個人にも提供

　2015年2月14日 23:15

クローズドな「LINE」とオープンな「LINE＠」

LINE株式会社は13日、同社のスマートフォン向けコミュニケーションアプリ「LINE」において、月額無料で使用できる公開型アカウントの「LINE＠」を個人・法人を問わず、すべてのユーザーに対して、提供を開始したことを明らかにした。中国を除く全世界が対象となっている。

「LINE＠」は、ユーザーがコミュニケーションやビジネス用途で利用することのできるパブリック向けアカウント。家族や友だちなどクローズドな関係のなかで用いられる通常のLINEアカウントとは異なり、オープンな関係を構築することができる。

これまでビジネスアカウントとして、飲食・アパレル・宿泊施設といったリアル店舗を持つ法人や行政向けに提供してきたが、今後はリアル店舗を保有しない法人や一般個人ユーザーにも提供し、「LINE」と「LINE＠」のアカウントをシーンに応じて使い分けることを可能とする。

情報発信やビジネス連絡、ファンとのコミュニケーションなどで利用可能、複数持ちもOK

ユーザーは「LINE＠」を用いることによって、自らのブランドやメディア、EC事業などの情報発信を行ったり、顧客や取引先と連絡をとったりすることができる。フリーランスで活動するデザイナーやアーティスト、読者モデルなどの場合、ファンとのコミュニケーション手段として利用することも可能という。

この新サービス開始に合わせ、「LINE＠」のアカウント取得と情報発信・管理が行える無償の専用アプリとして「LINE＠」（iPhone・Android対応）が公開されており、このアプリからフォロワーへの一括送信や、個別に問い合わせを受け付ける「1：1トーク」、ホームおよびタイムラインへの情報発信などを行うことができる。

アカウントは複数所有することも可能となっているので、活動ごとにアカウントを作成し、使い分けることもできる。また1つのアカウントに複数人の管理者を設けることも可能で、管理者から招待を受けたユーザーは、ログインして指定のアカウントを管理することができる仕組みとなっている。

さらにPCブラウザで「LINE＠」を管理できる専用画面も用意された。こちらでは、メッセージに収めきれない豊富な情報や多様なクーポンを作成して配信できる「PRページ」や、アンケート・人気投票などのユーザー参加型コンテンツを展開できる「リサーチページ」、任意の期間を指定した統計データの抽出とCSV形式によるダウンロードなどが利用できる。

（画像はプレスリリースより）