12,902件、代理店で不正取得される
アフラック(
アメリカンファミリー生命保険会社)は、12日、
契約者情報の流出を発表した。発表によれば、
アフラックが2009年9月まで保険販売を委託していた代理店「
アイエーパートナーズ株式会社」において個人情報が
不正に取得され、
名簿販売業者に売却された可能性が高いという。
売却された個人情報の数は
12,902件におよび、その内容は契約者・被保険者の氏名、住所、生年月日などのほか、
契約プラン・タイプや
保険料など。口座情報やクレジットカード情報は
含まれていないという。また、該当するデータは
2009年6月以前のものの可能性が高いという。
関係する会社は同一事業体、現在すべて破綻
「
アイエーパートナーズ株式会社」が代理店業務を終了したのは、同じく
アフラック代理店の「
インフォリッジ株式会社」に
吸収合併されたことによる。さらにその「
インフォリッジ株式会社」も10年2月に代理店業務を終了している。
「
アイエーパートナーズ株式会社」と「
インフォリッジ株式会社」はともに、「
株式会社グローバルホットライン」の関連会社で、実はこれら3社の代表取締役はすべて
阿南英樹氏。しかし、
官報の
破産情報を掲載しているサイト「
破産データバンク」によれば、「
インフォリッジ株式会社」も「
株式会社グローバルホットライン」もすでに破産している。
これら3社の近いところにいたと思われる人物が、自身のブログ「
ぬるい生活を目指す日々」で、今回の事件について触れている。ブログによれば「
株式会社グローバルホットライン」は「ゴタゴタ」の多かった会社のようだが、個人的憶測と断った上で、
2010年に破綻したグローバルホットラインの幹部の誰かが、一連のゴタゴタの中で、金目当てで顧客リストを売却したのだろう
と記している。
※15日、「
アイエーパートナーズ株式会社」と「
インフォリッジ株式会社」は、
アメリカンホーム保険会社からも顧客情報
3718件を不正取得していたことが判明した。
アフラック
お客様情報の不正売却について破産データバンク
インフォリッジ株式会社の破産情報株式会社グローバルホットラインの破産情報「ぬるい生活を目指す日々」
8月12日付「モラルハザード」アメリカンホーム保険 ニュースリリース
お客様情報の流出について