インキュベーション・プログラム「BlueHub」を開始
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は12日、日本国内で新たな事業を創出することを目指し、工夫を重ねているベンチャー企業を支援するため、新たにインキュベーション・プログラムの「BlueHub(ブルーハブ)」を開始すると発表した。このプログラムにより、スタートアップ支援を推進していく方針だ。
この「BlueHub」は、スタートアップ企業の持つ斬新なアイディアを事業化する支援として、オフィスとして利用することが可能なシェアード・スペースを提供したり、創業前に必要となる事業計画をまとめた資料作成などの企業相談に応じたりするプログラム。起業支援を行うシードアクセラレーターであるパートナー企業との協力に基づいて実施していくといい、ワークショップの共同開催なども行うとしている。
シードアクセラレーターとは、創業前や創業直後のベンチャー企業に小額出資し、経営の指導や助言を行う事業者のことで、米国では2005年頃から広まりをみせているという。
起業で重要なスタートアッププロセスをしっかりとサポート
日本IBMでは「BlueHub」の提供開始にあたり、協力するパートナー企業として、株式会社サムライインキュベートや、会員制のシェアードワークプレイス「co-ba shibuya」の運営で知られる株式会社ツクルバを挙げている。
同社では今後、これら企業と協力しながら、政府や民間企業が推進する起業家支援と同様に、日本の長期的な成長と競争力に寄与するものとなるスタートアップ企業支援を展開するとし、起業においてとくに重要なスタートアッププロセスをしっかりサポートしていきたいとしている。
なおプログラムの対象となる企業選考は、今年10月から開始する。
日本アイ・ビー・エム株式会社 プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/09/1201.html