広島県警察とNTTドコモ中国支社が提供、全国初
株式会社NTTドコモ中国支社が11日、NTTドコモの提供するインフォメーションサービス「iコンシェル」の「オートGPSインフォメーション」で、広島県警察と連携し、不審者情報がある対象エリアに近づくと、携帯電話端末の画面にお知らせが表示されるサービスを開始すると発表した。16日より提供を始めるという。
「オートGPSインフォメーション」は、あらかじめ設定しておくと、自動で自分の位置情報が定期的に測位され、多くのコンテンツプロバイダが保有している情報とマッチングすることにより、そのエリアの交通情報や、周辺おすすめ飲食店情報、小売店の特売情報、地域の観光情報などが、場所と時間に応じて配信されるサービス。
今回、このサービスと、広島県警察が犯罪発生マップで公開している“痴漢”や“つきまとい”などの不審者情報を組み合わせ、全国でも初めて、リアルタイムに情報配信することとしたという。
(発表資料より サービス画面イメージ参考図)
スマートに被害を未然防止!
利用においては、NTTドコモの提供する「iコンシェル」の契約が必要。月額使用料は、スマートフォンで105円、iモードケータイ(フィーチャーフォン・従来型携帯電話)で210円となっている。また、端末がオートGPS機能に対応している必要があるため、機種は2009年の冬モデル以降のもの(一部機種を除く)となる。対象機種はNTTドコモのホームページで確認できる。
以上2つの条件を満たし、広島県警察のトルカをダウンロードして、オートGPS機能をONに設定しておけば、ユーザーはサービスを利用できる。
この機能は、端末を操作中であっても、対象エリアに近づけば、自動でお知らせが表示されるので、不審者情報をリアルタイムに確認でき、子どもや女性が被害に遭うのを未然に防止するツールとして役立つことが期待されるという。
より詳細な事前設定方法などは、NTTドコモのサイトで案内されているので、そちらを参照してほしい。
NTTドコモ 地域からのお知らせ(中国)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/広島県警察
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/police/