単なる「スマートウォッチ」以上の可能性
シリコンバレーに拠点を置く「
WIMM Labs」が、2日、大きな可能性を秘めた「
THE WIMM PLATFORM」を発表した。
これは、ちょうど
iPod nanoを少し厚くしたようなモジュールで、
腕時計タイプにも、
クリップで服やカバンにつけるような形態にも、あるいは
ペンダントタイプにも、というように、さまざまな“
身につける”形態にすることできる。
OSは
Androidベース。それゆえに、このモジュール上で動作する
アプリの開発が容易であると「
WIMM Labs」は言う(「
WIMM Labs」は、“マイクロアプリ”と呼んでいる)。
Wi-Fi通信も可能
主なスペックは以下の通り。
1.4インチのディスプレイ
タッチスクリーン
Wi-FiとBluetoothによる接続が可能
最大32GBメモリー
Accelerometer(加速度計)とMagnetometer(磁気計)内蔵
加速度計と磁気計は、このモジュールの動きを正確にトレースすることができるということだが、それは、この「
THE WIMM PLATFORM」開発の当初のシナリオに、「
究極のアスリートウォッチ」というコンセプトが含まれていたことと関係していそうだ。
また、時計・天気情報・SMSプレビューなどのコアなアプリはプリインストール済み。下部に「
WIMM Labs」発表のビデオ映像もあるので、ぜひご参照を。
製品化せず、ライセンス契約
ただし、「
WIMM Labs」自身がこれを製品化するわけではなく、
ライセンス契約するという。「
THE WIMM PLATFORM」を利用した革新的なモバイルデバイスが生まれるのが待ち遠しい。
つい先週も、当ネットベンチャーニュースで
Android搭載の“スマートウォッチ”「
i'm Watch」を紹介したばかりだが(下部にリンク)、かつて憧れた、腕時計が通信機になったりというようなSFの世界が、いよいよ目の前だ。時代は明らかに“
wearable computer(ウェアラブル・コンピューター)”、“身につける”モバイルに向かって進んでいるようだ。
WIMM Labsネットベンチャーニュース
世界初!Android搭載腕時計「i'm Watch」登場 iPhoneやAndroidスマホと完全リンク 究極のモバイルデバイス夢のプラットフォーム「THE WIMM PLATFORM」