Apple、日本でもSamsungを提訴

米Appleと韓国Samsung Electronicsの特許戦争が止まらない。ついに日本へもその提訴の波がやってきたようだ。Appleは、東京地裁にSamsungを提訴し、1億円の損害賠償とGalaxyブランドのスマートフォンおよびタブレット端末の販売差し止めを求めているとみられる。米REUTERSが現地時間8日、報じた。

iPhoneおよびiPadに関する特許侵害として、米国、オーストラリア、韓国、欧州で提訴している一連の闘争で、9月7日に第1回の口頭弁論が開かれたと伝えている。4月以来各国で繰り広げられている、この訴訟問題、Galaxyブランド製品は、Appleの一連のモバイル端末に対抗する最有力候補とみられており、日本でも多数の製品が扱われていることから、その行方は非常に注目される。


Samsungによると、同社はGoogleのAndroidを採用しており、Appleの主張に各国で反訴、日本では4月に先にAppleに対して提訴しているという。これに対し、Appleが8月23日に反訴したそうだ。

東京地方裁判所の広報担当者は、訴訟係属中の裁判についてはコメントできないとして、詳細を明らかにはしていない。

オーストラリアでの訴訟では、Samsungが8月に最新Galaxyタブレットの販売を9月末に予定されている判決が出されるまで遅らせると発表している。また、ドイツの裁判所では2日、Galaxy Tab 7.7の販売差し止めが申し渡されており、さらに9日にはGalaxy 10.1の販売に関して、Apple勝訴となったことが報じられている。

8日、NTTドコモから発表された「Xi」対応のタブレット端末2種のうちの1種はGalaxy Tab 10.1であった。製品発表の場でこの特許戦争について尋ねられたNTTドコモの山田隆持社長はと語ったそうだ。

他国のような差し止めに日本でも関わってくるかどうかは、特許状況が異なるので不明だが、SamsungとAppleの争いは各国で続いている。この問題はまだまだ長期化しそうだ。




REUTERS（該当記事）
ITmediaニュース（NTTドコモ社長コメント引用元）
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