「2ちゃん」参考、66.7%
シエンプレ株式会社が、1日、企業にとっては気になるアンケート結果を公表した(※)。アンケートの対象は、転職・就職の際に
ネット検索をした有職者(500名)で、
・どんなセカンドキーワードで調べたか
・転職者・在籍者等の声を集めた掲示板を参考にしたか
などについて質問している。
これに対し、「
掲示板を参考にしたか?」については、
57.6%が「はい」と回答。そのうち、実に
66.7%が「
2ちゃんねる」を参考にしたと答えている。
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The Daring Librarian]
「
2ちゃんねる」に続くのが「
転職会議」(35.4%)で、数字の差もさることながら、「
転職会議」が転職専門のクチコミサイトであることを考えると、「
2ちゃんねる」の突出ぶりはかなり特異であると思われる。
ネット上の悪評、「まあ信用する」51.2%
この結果に検索の際の「
セカンドキーワード」を合わせると、企業には頭の痛い問題が浮かび上がって来る。「
セカンドキーワード」には、
ブラック=25.6%、評判=51.6%、2ちゃんねる=18%
などが上がっており、
シエンプレは、
このキーワードで導き出される検索結果は、その多くが"悪評"です
と指摘、転職・就職の際のネットを利用した情報収集が、企業の採用活動にマイナスの影響を及ぼす可能性を指摘している。
また、ネット上で悪評を見つけた際に、「
それを信用するか」という質問もなされているが、これに対しては
51.2%が「
まあ信用する」と答えている。
匿名性が高く、真偽が必ずしも定かではないネット上の書き込みを、自身の大事な行動の指針としてしまうことには危うさを感じるが、「情報収集は掲示板」という傾向は定着しつつあるのかもしれない。
※アンケートは、企業の風評被害対策などを行う「
シエンプレ株式会社」と、人材採用に関するマーケティングリサーチなどを行う「
株式会社メディアインタラクティブ」が共同で行ったもの。
シエンプレ株式会社 ニュースリリース
就職・転職時に参考にしたサイト1位「2ch」- 有職者500名にアンケート調査