酒蔵も流された
多くの人命はもとより、人々の生活、生産活動を根こそぎにした
東日本大震災。日本酒を生産する酒蔵も例外ではなく、
東北地方各県をはじめ、
茨城県や
栃木県などの
多くの酒蔵が大打撃を受けた。
津波によって
蔵ごと流されてしまう、
もろみを失う、
タンク破損、
蔵人の行方不明など、さまざまな被害に襲われている。
日本酒を救え
そうした酒蔵を救うために、「
Save The 東北の酒」というサイトが立ち上がり、注目を集めている。サイトには、
個別の酒蔵の被災状況や復興状況、また、
チャリティーきき酒会、
チャリティー日本酒講習会などの情報が載せられている。
このサイトの管理者は、きき酒師でありエッセイストの
葉石かおり氏。サイト開設当初は
匿名で運営していたが、11日、「主催者の顔が見えない」という指摘を受け、公表に至った。
日本酒を飲もう!お花見をしよう!
現在、被災地の酒蔵を苦しめているのは、実は「
自粛」という
経済的な二次被害だという。YouTubeには、
酒蔵自らが「
お花見をやってほしい」と訴える映像もアップされている。
映像のアップ元は「
ハナサケ!ニッポン」。こちらも、
東北地方の生産品を応援しようというサイトだ。
「自粛」も思いやりの気持ちだが、過度な「自粛」に陥ることを避け、
適切な消費活動で被災地を応援したい。
Save The 東北の酒葉石かおりオフィシャルサイト
おひとりさまマガジンハナサケ!ニッポン