ネット規制の諸悪の根源?
「
グレート・ファイアウオール・オブ・チャイナ(GFW)」をご存知だろうか?
インターネットが厳しく規制されている中国で、その規制に一役買っている(?)プログラムこそ、この「
GFW」なのだが、19日、
武漢大学(中国湖北省武漢)で、
このプログラムの開発者・
方浜興氏(北京郵電大学学長)が、学生から卵や靴を投げつけられる騒ぎがあった。
「
GFW」は、
Twitter、
Facebook、
YouTubeなどへのアクセスを「阻止」する、いわば、ネットユーザーにとっては憎むべきプログラム。靴を投げた学生も、このプログラムのせいで、サイトへの接続に
不要なお金がかかることを批判、自由なネットサーフィンができないことに不満を述べているという。
ネット内では一躍ヒーロー
警察当局や国営メディアはこの騒ぎを黙殺、
雲南情報報の電子版はこれを報じたが、しばらくすると
検閲で削除された模様。学生自身は大学からは特別な処分は受けていないようだ。
一方、ネット内は、この学生への喝采の嵐。食事への招待や、中国当局のネット規制をかいくぐる個人ネットワークの利用を無料にするなどの申し出が舞い込んでいるという。規制へのネットユーザーの不満はかなりたまっているようだ。なお、
中国政府の発表では、今年3月現在、同国内のネットユーザーは
4億7700万人にのぼるという。
CNN.co.jp
中国ネット規制の開発者に靴投げ命中、学生が卵も投げる中国ニュース通信社
「ネット検閲の父」が靴を投げられる、ネットユーザーは喝采―中国asahi.com
中国ネット規制開発の「父」に靴と卵命中 学生が投げる