ネットで全国つなぐ「脱原発」プロジェクト
11日、「
脱原発」を訴える大プロジェクト「
『6.11脱原発100万人アクション』完全ライブ中継プロジェクト」に、アーティストの
斉藤和義氏が登場、反原発ソング「
ずっとウソだった」を熱唱した。同プロジェクトは、同日全国各地で行われる「
脱原発」デモ・集会を、
Ustreamなどネットを駆使して
多元的にライブ中継、「
脱原発」運動を
全国同時展開しようという試みだ。
[photo by
morisius cosmonaut]
斉藤氏は、プロジェクトを主催する
岩上安身氏から直々のオファーを受け参加、オープニングで「
ずっとウソだった」を披露したが、この曲は
斉藤氏自身の「
ずっと好きだった」を自身で替え歌にしたもの。4月に
YouTubeにアップされ、たちまち大反響を呼んだが、所属レコード会社・
ビクターエンタテインメントのストップで、
即刻削除された。
この辺りの事情については、
日刊サイゾーが
『公開後すぐに削除する』ことを前提に、ビクター側が(中略)黙認したものの、反響の大きさに慌てているというのが実情でしょう
という、関係者の分析を紹介している。
YouTubeでたちまち拡散、“抹殺”不能
しかしながら、ネットの世界では、「すぐに削除」=「永遠に消去」というのは、まずありえない話。実際、「
ずっとウソだった」は現在でも複数のコピー映像が
YouTubeに出回り、丁寧に
歌詞の字幕まで挿入されたバージョンも存在するほど、
“不死身”の
反原発ソングとなっている。
1988年には、
忌野清志郎氏(
RCサクセション)が「日本の原発は安全です」と皮肉たっぷりに歌う、反原発ソング「
サマータイム・ブルース」が発売中止になった経緯がある。しかし、この曲もまた
YouTubeに存在、しかも、
福島第一原発事故以降、再び急激に注目を集め、12日現在、再生回数
50万回以上となっている。
ネットは、散在する個々の小さな運動を連携し、
バラバラだった力をたちまち全国規模に結実させる。ネットは、ひとりのささやかな反抗をまたたく間に拡散し、それを
“不滅”の存在にしてしまう。巨大な権力が、自分たちに“不都合”な意見を“力”によって葬り去ろうとしても、それはもうできない相談なのだ。
「6.11脱原発100万人アクション」完全ライブ中継プロジェクト楽天woman
斉藤和義の反原発ソングでスタート!「6.11脱原発100万人アクション」の完全ライブ中継プロジェクト日刊サイゾー
斉藤和義の動画アップ騒動でレコード会社が右往左往する裏事情斉藤和義オ
フィシャルサイト忌野清志郎
オフィシャルサイト[斉藤和義 ずっとウソだった(歌詞付)][RCサクセション サマータイムブルース〜LOVE ME TENDER]