フランス革命から奴隷制の終わりまで、4000万ページ
大英図書館(The British Library)は6月20日、図書館蔵書で著作権切れの25万冊の書籍のデジタル化をすすめるため、グーグル(Google)と提携することを発表した。フランス革命から奴隷制の終わりまで、1700-1870年の間の書籍で4000万ページに及ぶ。
膨大な範囲の貴重な書籍を無料公開へ
大英図書館の蔵書、1700-1870年の書籍・冊子・定期刊行物は、フランス革命、産業革命、トラファルガーの戦い、クリミア戦争、、鉄道や電話の発明、英国の所得税の始まり、そして奴隷制の終わりといった、膨大な範囲にわたる貴重な書籍で、これまでにデジタル化されていない、ヨーロッパのさまざまな言語のものが含まれるという。
大英図書館が選択し、グーグルがデジタル化を行うが、デジタル化の費用は全てグーグルが負担。グーグルブックと大英図書館のウェブサイトで、今後数年かけて順次無料公開される予定。
大英図書館は6月7日、iPadのアプリ「British Library 19th Century Historical Collection」を無料公開している。
大英図書館 ニュースリリース(英語)
The British Library and Google to make 250,000 books available to alliPad App: C19th Historical Collection