UnityおよびHTML5に対応のアプリ開発に便利
グリー株式会社は18日、UnityおよびHTML5に対応したスマートフォンアプリを開発するための支援ソリューション「Lightweight SWF」(LWF)を、オープンソースソフトウェアとして公開したと発表した。
LWFはグリー独自のファイルフォーマットに基づくアニメーションエンジンで、Flashコンテンツから変換したアニメーションのデータを、UnityとHTML5で再生できるという。
グリーも海外リリースのゲームで採用
グリーも海外でリリースしたモバイルソーシャルゲームで、このLWFを開発に採用したといい、「Alien Family」や「Animal Days」などを生み出したそうだ。ここでは、インタラクティブなアクションゲーム操作や、多彩なアニメーション表現、ユーザーインターフェース表現を効率的に実現できたとしている。
主なLWFの特徴としては、Flashプレーヤーに近い挙動のため、Flash開発経験者の学習負担を大幅に軽減できること、Flashアーティストがエンジニアリング無しに、アニメーションおよびユーザーインターフェースを作成できること、さらに自由で高度なインタラクションの提供ができるようになることなどが挙げられている。また、ユーザーインターフェース用とアニメーションエフェクト用といったように、複数のデーターを同時に再生、制御することも可能になるという。
グリーでは、今後もLWFについて、継続的に機能拡張し、リリースしていくという。それにより自社開発での利用だけでなく、幅広く開発者をサポートし、より多くの良質なコンテンツを提供できる環境を整えたいとしている。
グリー プレスリリース
http://www.gree.co.jp/news/press/2012/Lightweight SWF 公開ページ
https://github.com/gree/lwf