3Dマップ制作会社「UpNext」は20日、iPad向けの3Dマップ「UpNext HD Maps」をリリースした(Android版もあり)。ビデオは下部に掲載するので、ご覧になれる方はぜひご参照を。地図の画像はGoogle Maps 5と同様のベクトル画像(※1)だが、Googleのものよりもより精細でリアルな描写となっている。
また、9TO5Macが20日報じたところでは、「UpNext」のCEO・Danny Moon氏は、
より美しい地図表示、より高速なレンダリング、革新的なサーチ・システムによる滑らかな検索
になっていると語っている。
iPhone対応「3D Cities」も十分な美しさ
「UpNext HD Maps」は、すでにリリースされている「UpNext 3D Cities」のアップグレード版的な位置づけ(※2)。「3D Cities」がデータを一度はダウンロードしなければならないのに対し、「HD Maps」はオンデマンドでデータをロード、しかもそのスピードは非常に早い。
ただし、残念ながら「HD Maps」「3D Cities」ともに、現在はアメリカの主要な都市にしか対応していない。ぜひ日本版もリリースしてほしいものだ。アップルの3Dマップがベクトル画像になるかどうかはわからないが、アップルが満を持してリリースする3Dマップとなれば、この「UpNext HD Maps」を越えるものを目指してくるはずだ。楽しみである。