LINE、ライブ配信プラットフォームの「LINE LIVE」をリリース

LINE株式会社は10日、同社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」において、ライブ配信プラットフォーム「LINE LIVE」をリリースした。新たなライブ動画サービスとして、高い注目を集めるものとなっている。

LINEには、昨年2月に公開された、タレントやアーティストなどの著名人や企業が公式アカウントを通じてライブ映像を配信する「LINE LIVE CAST」機能があったが、これをさらに拡張・機能強化するかたちで「LINE LIVE」として公開した。

「LINE LIVE」は、日本国内5800万人のスマートフォン「LINE」ユーザーと、この膨大なユーザーの高いアクティブ率、すでに搭載されているプッシュ機能通知の仕組みを活かして設計されたライブ配信プラットフォーム。

いつでもどこでも、リアルタイムに、パッケージ化されたものではない“生”の楽しみのあるコンテンツ、リアリティーのある情報・コンテンツを、「LINE」の友だち同士といったつながりとともに、存分に楽しむことができるような、スマート端末ならではの体験を創出するとしている。

「LINE LIVE」では、著名人やタレント、企業などによるライブ配信形式の映像やオリジナル番組を、「LINE LIVE」公式アカウントや、タレント・企業の公式アカウント、スマートフォンアプリ、Webブラウザなどを通じて配信し、「LINE」のプッシュ通知で参加者を集客、さらに配信者と視聴者が直接コミュニケーションをとることができる機会を提供する。

日々さまざまなライブ映像や番組を配信していくが、配信予定などの情報は、ユーザーが日頃使っている「LINE」アプリから番組情報としてプッシュ通知で受け取れる。タレントなどの公式アカウントを友だち登録しているユーザーに情報提供がなされるほか、「LINE LIVE」公式アカウントをチェックすると、毎日ダイジェスト形式で当日放送の番組情報一覧を見ることが可能だ。

コンテンツとしては、アーティストのライブイベント前の様子や、スポーツ選手の試合本番以外におけるプライベート映像といった、著名人の素顔がのぞける「公式パーソナルライブ」や、イベント・劇場・TV／ラジオ番組・スポーツなど多種多様なコンテンツ・プロバイダーとの連携・協業による「公式番組」などが取り揃えられ、番組として配信されることとなっている。

まずは著名人・アーティストや企業が発信主体のサービスとなるが、来年早々にも一般個人が配信可能なプラットフォームともする予定という。

「LINE LIVE」では、コンテンツを「LINE LIVE」公式アカウントからのみならず、スマートフォン向けアプリやPC・スマートフォンの両方に対応するWebブラウザからも視聴できる。

アプリでは、視聴中に他のユーザーから投稿されたメッセージをコンテンツとともにリアルタイムで閲覧することができるため、LINE版の「ニコ生」のようなサービスとして、多人数でのコミュニケーションを楽しみながら、動画を見ることが可能だ。配信済みのコンテンツは、アーカイブから後で視聴することもできる。

12月11日のLINEの発表によると、10日の公開初日で「LINE LIVE」の総視聴者数は早速500万人を突破したという。反響は予想以上に大きく、今後新たな情報流通ハブとして、コミュニティプラットフォームとして、成長を遂げていくものとみられる。

（画像はプレスリリースより）




LINE株式会社　プレスリリース
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2015/1180

「LINE LIVE」　公式サイト
https://live.line.me/landing