KDDIとZ会、学校向けSNS「Edmodo」でグローバル教育支援

KDDI株式会社と株式会社KDDI研究所、および株式会社Z会は25日、今年の4月から日本語に対応する世界最大の学校向けSNS「Edmodo（エドモド）」と、これを搭載した国内初のタブレット端末を、静岡県三島市にある日本大学三島高等学校に提供すると発表した。

「Edmodo」は、米Edmodo, Inc. が手掛ける学校向けのSNSサービスで、現在全世界で6,200万人のユーザーをもつ。教員が生徒に対して教材や課題を配信したり、生徒がその課題の提出や質問を行ったりすることができる。つながりを活かしてコラボレートしたり、オンライン上での議論を交わしたりすることも可能だ。

保護者も参加し、グループ（教室）内で交わされている議論や課題の内容、生徒らの学習状況を気になったときに把握することができる。2008年にローンチされて以来、安全な環境下で教員、生徒、保護者をつなぐ情報共有ツールとして、海外教育機関での利活用が注目を集めている。

今回KDDIとKDDI研究所、Z会の3社は、この「Edmodo」サービスの日本語化を行い、ICT環境とともに実際の高校に提供することで、提携校との交流や、長期海外留学中の留学生と教職員、留学生と保護者、留学生同士の情報共有を可能にし、グローバル教育を円滑に行うサポートを進めることを決めた。

「Edmodo」を導入する上でのICT環境整備としては、実施校の日本大学三島高等学校に対し、auの4G LTEおよびWiMAX 2プラスに対応するiPad Air 2をレンタル提供する。「レンタル安心オプション」の3年契約のほか、盗難紛失時のデータ削除や遠隔でのアプリ配信が可能なモバイルデバイス管理（MDM）商品「KDDI Smart Mobile Safety Manager」もあわせて提供することとしている。

このレンタルiPadを平成28年度の高校1年生から順次導入し、3年後には全校生徒が1人1台を所有（合計で約2,000台提供）する環境を構築するという。

Z会・栄光グループは、学校における「Edmodo」の活用を支援し、「Edmodo」を通じた教材コンテンツの提供や、より日本国内の事情にあった使いやすいサービスとなるよう「Edmodo」のカスタマイズを進めていく予定だ。

導入を決めた日本大学三島高等学校では、グローバル人材の育成を目指しており、「Edmodo」による学習プラットフォームとSNS機能によって、ICTならではの活用シーンが広がっていくことを期待しているという。また、安全かつ21世紀型のスキルアップが見込めるプラットフォームでの、生徒の発信能力向上を実現させていきたい方針ともしている。




KDDI株式会社／株式会社KDDI研究所／株式会社Z会　ニュースリリース
http://news.kddi.com/newsrelease/2016/02/25/1640

「Edmodo」
https://www.edmodo.com/?language=ja