IoT開発に最適!電子工作の知識がなくてもOK
シードルインタラクションデザイン株式会社は24日、Webブラウザやスマートフォン端末から制御できるWeb開発者向けのIoTモーター「Webmo(ウェブモ)」を開発したと発表、5月28日から販売を開始するとした。価格は29,800円(税込)で、モーター機能を用いたIoT開発を支援する。
「Webmo」は、Wi-Fi接続可能で、WebエンジニアやWebデザイナーが用いるJavaScriptをはじめとした言語により、自在に制御することができるエンコーダー内蔵のステッピングモーター。電子工作の知識がなくとも、Webコンポーネント感覚で操ることができ、静音で高度なモーター制御を実現させられる。
回転させるだけなら、3行のコードを書くだけでよいといい、すぐに試せてやり直しも手軽、実現したいIoTサービスへのアイデア検討に集中することができるとしている。
ロボットアプリケーションの試作もより身近に!
本体には、1回転25,600ステップの分解能を有する、なめらかな静音ステッピングモーター、極小コンピュータの「Intel Edison」、モータードライバ、2.4/5GHz帯のWi-Fiモジュール、メモリコントロールユニット(MCU)などが収められ、ワンパッケージ化されている。
モーターホーンとカメラマウント、スマートフォンアダプタも付属しており、すぐにWebベースで使うことが可能だ。IoTの試作時間を大幅に削減するほか、教育環境などでも特別なソフトウェアのインストールを必要としないため、手軽に導入できる。
開発者は「Webmo」を用いてWebとリアル世界の連動を図り、人の行動を直接支援するサービスの開発や、多様なかたちのロボットアプリケーションの作成などを容易に行える。WebAPI経由で制御可能で、JavaScriptのほか、Processing、OSCにも対応している。今後はUnityなどもサポートしていく方針で、さらに3Dモデルデータの提供・共有も進めていく予定という。
28日からは、東京初台オペラシティ内のNTT ICCで開催される「インタラクションの現象学 人間の輪郭、世界体験の変容」のスタートにあわせ、「Webmo」の展示および先行販売を、NTT ICC ミュージアムショップで開始する。その後、順次電子工作モジュール通信販売サイト「スイッチサイエンス」などで販売を行っていくそうだ。
(画像はプレスリリースより)
シードルインタラクションデザイン株式会社 プレスリリース
http://webmo.io/WebmoPressRelease.pdf「Webmo」 製品案内
http://webmo.io/