「自然対話プラットフォーム」に組み込んでオリジナルの対話を可能に!
株式会社NTTドコモは27日、ロボットや玩具に搭載する「自然対話プラットフォーム」に、利用する企業がそれぞれ独自のカスタマイズを加えて、文脈にあった活用ができるものとなる、法人向けの新サービス「おしゃべりロボット for Biz」を5月30日より提供すると発表した。
リリースされる「おしゃべりロボット for Biz」では、法人ユーザーが自社の商品やサービスに関わる話題を独自のシナリオとして作成、これをNTTドコモのサービスとしておなじみの「しゃべってコンシェル」などにも活用されている「自然対話プラットフォーム」に追加して利用できる。
このカスタマイズにより、ロボットや玩具に商品・サービスの利用方法やキャンペーンを案内させたり、店頭での接客をさせたりすることが可能となるほか、受付業務をサポートさせるといったこともできるようになる。会話の内容にもよるが、ひとつのシーンにつき1~2往復の会話を成立させることができるという。
まずは「OHaNAS」で利用可能、最短1週間で導入できる!
「おしゃべりロボット for Biz」による人工知能を活用したロボット対話のサービスは、まずNTTドコモと株式会社タカラトミーが共同開発した対話ロボット「OHaNAS」で利用できるものとして提供される。「OHaNAS」は、タカラトミーから発売されているクラウド型のコミュニケーショントイ。ユーザーの話しかけに応じ、自然な返答をしてくれる。
導入を希望する法人は、NTTドコモの「自然対話プラットフォーム」に対応した「OHaNAS」などのロボットや玩具と、スマートフォンさえあれば、シナリオ登録およびアプリカスタマイズのための初期費用と、月額利用料だけでASPサービスとして利用可能になる。特別な設備投資は不要で、最短1週間での導入が可能だそうだ。
初期費用は、企業ごとに必要なアプリ画面のカスタマイズと接続先の初期設定作業、50シナリオまでのシナリオカスタマイズ登録の料金を含んで50万円、月額利用料はASPシステム利用料と、毎月5シナリオまで追加・変更・削除ができるシナリオ運用料をあわせて、1台あたり35,000円となっている(価格はいずれも税抜)。
NTTドコモによると、「自然対話プラットフォーム」に対応した「OHaNAS」は、ユーザーが利用することでスムーズな対話が可能となり、会話の成立割合は90%超にまで達しているという。このナチュラルなやりとりは、誤りを検出してうまく回答できるよう改良を加えることで、登録シナリオを8,000から20,000まで拡大した効果だとしている。
NTTドコモでは、今後さらにパートナー企業とともに「自然対話プラットフォーム」対応のロボット・玩具の選択肢を増やし、「おしゃべりロボット for Biz」による法人ユーザーのロボット導入環境を拡張・整備していきたいとした。
(画像はプレスリリースより)
株式会社NTTドコモ 報道発表資料
https://www.nttdocomo.co.jp/2016/05/27