日本システムウエア、PTCと日本市場で連携提供
NTTドコモは7日、日本システムウエア株式会社(NSW)およびPTCとともに、NSWが提供するIoTクラウドプラットフォームの「Toami(トアミ)」に関して、日本市場で連携し、協力して提供していくことで合意したと発表した。導入企業のニーズに合わせ、「Toami」に機能追加を行って提供していく。
「Toami」は、PTCの「ThingWorx」をベースにした、センサー機器などの情報をクラウドサーバーに送信し、表示・活用するアプリを簡単に構築することができるもの。専門的なプログラミングスキルを用いることなくアプリを開発したり、大量のデータ処理を行ったりすることが可能なIoTクラウドプラットフォームとなっている。
「ThingWorx」は、PTCが提供する、ドラッグ&ドロップでアプリや情報管理画面の開発などが行え、コストやリスクを低減するほか、実装期間の短縮が図れるIoT開発基盤プラットフォームだ。
ソリューションを一括提供、まとめて簡単管理!
今回の3社協業が成立したことにより、NTTドコモの回線管理プラットフォーム「docomo M2Mプラットフォーム」や通信モジュール「FOMA UM03-KO」、そして「Toami」を簡単に連携できるソリューションがあわせて提供されることとなる。
利用企業は、センサー機器などの稼働状況と、通信の回線状況を総合的にまとめて管理することが可能となるほか、産業機械メーカーなど業界・業種や用途に応じた、カスタマイズ可能な標準ソリューションが提供されることで、導入のために必要となる時間やコストを大幅に削減できる。
なお、このM2MおよびIoT分野での協業については、米ボストンで開催されているPTC主催のIoTカンファレンス「LiveWorx 2015」でも発表された。

NTTドコモからのお知らせ
http://www.docomo.biz/html/notice/20150507.htmlPTC/NTTドコモ プレスリリース
http://www.docomo.biz/20150507_PressRelease.pdfToami 公式サイト
http://www.m2m-cloud.jp/