新商品・サービスのレビュー執筆を直接依頼できるマッチングサイトをリリース
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(AMN)は5月29日、企業が直接影響力のあるブロガーに記事広告やモニターの打診を行えるマッチングサイト「レビューズ」をオープンさせた。効果的で関係性も明確、手軽にコンタクトをとれるプラットフォームとして提供する。
「レビューズ」は、近年ソーシャルメディアの普及などに伴い、一般生活者への影響力を増している、個人による情報発信をうまく企業に利用してもらえるようにするサービス。従来、企業がブロガーのような個人メディアにコンタクトを試みる場合、個別に記載されている連絡先やTwitter、Facebookなどから打診するしかないケースがほとんどで、コンタクト作業が煩雑となっていた。
またブロガー側に、依頼されての執筆であるという関係性の明示や、記事広告であることのクレジット表記といったルール関連に対する知識があまりなく、結果としてステルスマーケティングや“やらせ”となってしまうこともある。
「レビューズ」は、こうした課題を解決し、企業と個人ブロガーをつなぐマッチングプラットフォームとして開発された。
AMNが審査した公認会員ブロガーを紹介
「レビューズ」では、レビュー記事の執筆能力やブログの影響力、広告クレジットに関する理解度など、複数の観点からブロガーの審査を行い、質の高いブロガーを公認会員として登録、企業からのオファーとつなぐ対象にする。サービス開始時点で、100人の公認会員ブロガーを登録しているという。
新たに「レビューズ」への参加を希望するブロガーは、会員登録を行い、無料のモニター企画などに参加、一定の審査を経て承認されると、公認会員になる。
企業側は、依頼フォームを通じ、「レビューズ」の公認会員ブロガーへ、金銭での報酬を伴った「記事広告」としての執筆オファーや、モニター・サンプリングあるいは記者発表会への特別招待など、金銭報酬を伴わない体験機会提供型のオファーを行うことができる。
費用は成果報酬型で発生する仕組みとなっており、これまでのようにブログの連絡先を1人1人探す必要もなく、手間を大幅に削減しながら、興味のあるブロガーへ手軽に執筆を依頼し、希望する情報拡散効果を得ることができるという。
ブロガー側にとっても、モニター品などの発送先住所といった個人情報を企業に開示したり、記事広告執筆の価格交渉を個別に行ったりといったオファーを受ける上での壁がなくなり、「レビューズ」を通して対応することで、より気軽に参加できるというメリットがある。
配信への取り組みや勉強会の開催も予定
「レビューズ」では今後、こうした記事広告執筆やモニターの仲介サービスを行うだけでなく、登録ブロガーのメディア価値を向上させる活動も積極的に展開するとし、まず登録ブロガーの記事を「SmartNews」に配信するよう取り組むという。
また「オープンプレスカンファレンス」という名称で、企業メディアも個人ブログもオープンに参加できる記者発表会形式のイベントを開催し、登録ブロガーの記事執筆におけるレベルアップを目指す勉強会や、記者発表会に個人メディアを招く企業が増加するよう啓蒙する活動を行っていくともしている。
(画像はプレスリリースより)
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 プレスリリース
http://agilemedia.jp/pressrelease/150528reviews.htmlレビューズ
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