ベータ版で対応し、機能提供開始
簿記の知識などがなくても簡単に使用できる個人事業主や中小企業のための全自動クラウド会計ソフト「freee」(フリー)を提供するfreee株式会社は16日、同ソフト「freee」において、青色申告・白色申告決算書(一般用)のe-Taxによる電子申告に対応したことを発表した。現在ベータ版での対応となっている。
今回の機能追加はユーザーからの要望が高かったものだといい、これによって個人事業主などはfreeeを用い、e-Taxソフトに取り込める「.xtxファイル形式の決算書」を出力できるようになった。
なお、e-TaxソフトについてはWeb版とアプリケーション版が用意されており、Web版はブラウザーからの利用が可能で、アプリケーション版は国税庁が提供するe-Taxサイトからダウンロードして用いることができる。
経理業務の自動化を推進!
「freee」は、元Google社員らによって開発された全自動クラウド会計ソフトで、「経営者が創造的な活動にフォーカス」できるよう、スモールビジネスにおける経理業務の自動化推進を目指し、2013年3月にリリースされた。
銀行口座やクレジットカードの明細を取り込み、記帳を自動化することができるほか、ビジネスの全体状況を一目でつかむことができる各種レポートを自動作成できるといった機能をもつ。
料金プランには無料プラン、月額980円(税込)の個人事業主プラン、月額1,980円(税込)の法人プランの3タイプがあり、いずれも3ユーザーまで共有できる。データ保持期間に3か月の制限が設けられる点を除けば、無料プランでほぼすべての機能が利用可能となっている。
freee株式会社 プレスリリース
http://www.freee.co.jp/news/e-tax-1216.html国税庁 e-Tax
http://www.e-tax.nta.go.jp/