インテルと協力、書店向けに提供
ソフトバンクグループのSBクリエイティブ株式会社は21日、インテル株式会社の協力を受け、小売店向けデジタルサイネージの「インテリジェント・シェルフ」を展開していくことを発表した。第1弾として、書店向けに「インテリジェント・ブックシェルフ」サービスを2014年4月以降、順次全国展開していくという。
「インテリジェント・シェルフ」は、設置施設のユーザビリティを最大化することを目的とした、次世代型の“情報発信ステーション”で、商品棚にインテルが開発した小型デジタルサイネージ「インテリジェント・ラベル」と情報発信の機能をプラスすることで、利用者にさまざまな情報を発信していくもの。デジタルコンテンツや、店頭にない商品なども、この「インテリジェント・シェルフ」の機能を活用し、顧客へ届けることができるという。
(画像はプレスリリースより)
まずはハーレクイン専用本棚で登場
第1弾となる「インテリジェント・ブックシェルフ」は、まず全国の書店における、株式会社ハーレクインの専用本棚として展開するそうだ。陳列している紙の書籍の詳細情報や、シリーズ、バックナンバーなどの関連情報、新刊予告やその書店に関する最新情報など、さまざまな情報を発信していく。
また「インテリジェント・ブックシェルフ」は近距離無線端末を搭載しており、機器間通信(M2M)によって、電子書籍の立ち読みファイルをスマートフォンをはじめとする端末へ転送したり、新刊予告を確認したりすることができるなど、利用者とのインタラクティブなコミュニケーションも可能となっている。
SBクリエイティブでは、インテルの協力を受け、さらに小売店向けのデジタルサイネージを積極的に提供していく方針で、今後も新たなプロダクトを開発し、それに付随したサービスを展開していくとしている。
SBクリエイティブ株式会社 プレスリリース
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