「東急線アプリ」に新機能として登場!
東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)が提供する公式電車運行情報アプリ「東急線アプリ」に、今月はじめ、新機能を追加搭載するバージョンアップが実施された。開発支援を行った株式会社アイリッジが10日、詳細を発表している。
今回のアップデートで搭載された最も注目の新機能は、東急線内における任意の目的駅までについて、その所要時間実績を表示させることができる「駅間time」だ。時刻表ベースではなく、実際の直近運行状況に基づいた所要時間が分かるサービスで、こうした機能・サービスは、業界でも初の導入になる。
「東急線アプリ」は、東急線の運行状況から各駅の時刻表情報、列車および東急バスの在線位置(現在位置)情報のチェックから、運行に支障が生じた際の他社線も含めた迂回ルート検索、運行情報のプッシュ通知、遅延証明書表示などが可能なアプリ。「駅視-vision」機能で、駅の混雑状況をカメラ画像により、リアルタイムで確認することもできる。利用料は無料で、対応OSは、iOS 7.0以降、Android 2.3.3以上だ。
さらに利便性アップ!悪天候時などの移動にも役立つ!
今回搭載された「駅間time」では、路線と出発駅・到着駅を指定すれば、直近の列車におけるその区間の所要時間を実績として見ることができる。東急線内のみ、単一路線での検索利用に限定されるが、特急や急行、各駅停車など列車の種別ごとでの所要時間表示にも対応している。
通常時のリアルな所要時間を知りたい場合にも便利だが、とくに悪天候やトラブル、不慮の事故による列車遅延が発生している際などは、徐行運転による遅れなども含めた、直近の各所要時間実績をすぐにチェックできるため、迂回経路を検討するといったシーンで大いに役立つ。
東急電鉄では、従来の路線検索機能の場合、時刻表に基づいた予定所要時間の結果しか入手できないため、トラブルによる列車遅延時などには、利用客へ提供できる情報として限界を感じていたという。しかし、今回の「駅間time」で直近の所要時間実績を検索可能となったことから、利用客の行動や判断の目安となる、より有用な情報を提供できるようになったとしている。
同社では、今後も「東急線アプリ」のコンテンツを拡充し、利用者のさらなる利便性向上を目指していくともした。
(画像はプレスリリースより)
株式会社アイリッジ プレスリリース
https://iridge.jp/news/201608/12441/「東急線アプリ」 案内ページ
http://ii.tokyu.co.jp/tokyusenapuri/