日立ソリューションズ、セキュアなメール環境をオールインワンで！クラウドサービスをリリース

株式会社日立ソリューションズは15日、企業のセキュアなメール環境をワンストップで提供する「活文 Enterprise Mail Platform クラウドサービス」を16日より提供すると発表した。オンプレミスで提供している「活文 Enterprise Mail Platform（以下、活文EMP）」のクラウド版となる。

「活文EMP」は、企業の日常業務において、メールシステムのセキュアな利活用をサポートする製品。今年4月にメール誤送信防止製品「留め～る」から名称変更されたもので、宛先や添付ファイル間違いなどの人為的ミスで発生する誤送信を防止する対策として、送信メールを一時的にサーバー内へ保留させ、保留中に送信を中止することができるようにするなどの機能がある。

また利用する企業や自治体の状況にあわせ、添付ファイルの自動暗号化やWebアップロード、メール送信前の上長承認、メール無害化など、セキュリティポリシーにそったルール設定で、カスタマイズして利用できる柔軟性も備えている。

今回リリースした「活文EMP クラウドサービス」は、この「活文EMP」の誤送信防止対策機能に加え、情報漏洩対策やメールボックス、Webメールなどへの対応を考慮した機能を搭載し、オールインワンで提供するものとなっており、メールボックスに関しては、「Office 365」や「G Suite」といった既存の他社メールサービスと連携させて用いることもできるなど、汎用性の高いサービスとなっている。

「活文EMP クラウドサービス」を導入すれば、企業・組織のセキュリティポリシーに応じ、あらかじめ設定したキーワードや宛先などにおける条件で送信メールを監視、送信を一時保留して確認を促すなどの誤送信防止対策が利用できるようになる。

一般にそれを開くことでウイルス感染にいたりやすい添付ファイルについては、自動暗号化や特定サーバーからのダウンロードによる閲覧を可能とすることで、高いセキュリティ性の確保と情報漏洩対策を実現させられる。

また、企業がメールシステムを運用するうえで必要となるメールボックスといった基盤機能や、外部からのメールに潜ませられたウイルスの脅威を低減することができる高品質スキャンエンジンを備えたメールセキュリティ機能もあわせて提供されるため、新たな設備投資やシステム構築を行うことなく、スムーズにセキュアなメール環境を生み出すことができるとしている。

さらに今後、「活文EMP」で提供されているメール無害化オプション機能も提供予定で、より安全に、高い利便性をもって活用できるサービスとなることが見込まれる。

利用料金は、初期費用が10万円～、メールボックスなしのアカウントは月額200円、容量25GBのメールボックス付きアカウントは月額600円（価格はいずれも参考価格・税別）となっている。

日立ソリューションズでは、サービスの提供を通じて、さまざまな企業における導入・運用時の負荷を軽減、短期間でセキュアなメール環境を利用できるようにするとし、これまで同社が大手企業向けのシステム構築で培ってきた、メール関連技術をベースとするプロフェッショナルなサポート体制で、さらなるサービスの強化にも取り組んでいくとしている。

（画像は「活文EMP クラウドサービス」公式サイトより）




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