新たな超高速近接無線通信「IEEE802.15.3e」
一般社団法人TransferJet コンソーシアムは8日、団体のプロモータ企業であるソニー株式会社、日本無線株式会社、日本電信電話株式会社、株式会社東芝の4社と協力し、新たな超高速近接無線通信「IEEE802.15.3e」の国際標準規格化を完了させたことを発表した。なお、電気電子学会IEEEにおける規格化活動では、韓国のETRI(韓国電子通信研究院)の協力も得たことを明らかにしている。
新たな超高速近接無線通信「IEEE602.15.3e」では、これまでTransferJetが掲げてきたコンセプトがさらに進化、あらゆるデバイスの“かざす”動作を通じた大容量データの瞬時転送が可能となる。ごく簡単な操作性を維持しつつ、10Gbpsを超えるデータの送受信が行えるようになるという。
よりスムーズで快適な転送を実現しIoT社会に貢献
キャリア周波数は60GHz帯で、最大転送速度は13.1Gbps。4K解像度の超高画質コンテンツやバーチャルリアリティの映像コンテンツなど、これまでの通信規格では一定の時間を要していたレベルの大容量データコンテンツでも、一瞬にして送受信を完了させられる。
通信開始までの接続時間も、2msec以下と大幅に短縮されたことから、歩きながらの改札タッチといったゲート通過時のコンテンツ配信・取得といった用途での活用も検討が開始されている。
TransferJet コンソーシアムでは今後、この「IEEE602.15.3e」通信規格をベースとした、新・高速近接通信技術「TransferJet X(トランスファージェット エックス)」の策定を目指す。「TransferJet X」搭載のデバイスが普及することにより、これまでのモバイルネットワークを補完、将来のトラフィック状況改善も実現され、快適にデータのやりとりがなされるIoT社会が構築されるものと期待される。
「TransferJet X」に対応するSoC(System on a Chip)については、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社および日本無線株式会社が組合員となっている高速近接無線技術研究組合で、現在開発中という。
(画像はプレスリリースより)
一般社団法人TransferJet コンソーシアム プレスリリース
https://www.transferjet.org/