店舗での次世代ショッピング体験!
日本NCR株式会社は7日、全く新しい次世代のショッピング体験を実現するソリューションとして「NCR Fastlane モバイルショッパー」を発表した。レジの列に並ぶことも、支払いに手間取ることもなく、売場で直接購入商品をチェック、オンラインで決済プロセスまでを完了させることもできるようになる。
NCRは、流通や金融、旅行業、ホテル、レストラン、通信技術などの業種における取引処理のハードウェアやソフトウェア、各種サービスを提供しているグローバル企業。日本NCRは1920年の設立以来、日本初のスーパーマーケット開店支援から、国内初のセルフレジ導入、金融機関向け税公金セルフ収納機ソリューションの提供など、時代の一歩先をゆく先進的ソリューションを提供してきた実績がある。
今回、発表された「NCR Fastlane モバイルショッパー」は、一般的なリアル店舗の店頭において、消費者が手持ちのスマートフォンや店舗設置の専用スキャナーを用い、棚から購入したい商品を取り出したタイミングで、自らスキャニングを実施するもの。
店舗の販売員によるレジでのスキャニング(商品登録)が不要となり、長いレジの列に並んだり、レジカゴからの詰め替えを待ったりする手間を省くことができる。支払いも、レジを用いることなく、そのままオンライン決済で完了させ、素通りすることが可能だ。オンライン決済を用いない場合、店舗設置のレジやセルフレジで支払いのみ行えばよい。
人員削減やマーケティングとのシームレスな連携も可能に
店舗運営側にとっては、顧客のレジ待ちによるストレスをなくしたり、待ち時間の大幅短縮を図りながら、人員を最小限に削減、人手不足の解消策として活用したりすることができると考えられる。消費者の趣味・嗜好に合わせた個別の値引・割引情報、クーポンの配信情報といったプロモーションを送信し、マーケティングとシームレスにつながるソリューションにもなるという。
消費者にとっても、購入したい商品の売場検索やお得情報取得、詳細商品情報のチェックなどが可能になり、よりスムーズかつスマートな店頭ショッピングが行えるようになるほか、買い物リストとの連携もでき、買い忘れをなくすこともできるようになる。
購買履歴やレシート情報の蓄積・検索にも対応するほか、将来的には店舗から提供するデータ連携だけでなく、各種アプリとの連携も実現させ、買い置き情報や各種レシピ情報、ユーザー個々の購買傾向に基づいた買い物リストの自動生成なども可能にするといい、より店舗運営側にとっても、消費者にとっても、利便性の高いソリューションへ、優れた顧客サービスの創造へつなげていきたいとしている。
「NCR Fastlane モバイルショッパー」の提供開始は、2018年1~3月となる予定だ。
(画像はプレスリリースより)
日本NCR株式会社 プレスリリース
https://www.ncr.co.jp/