JR東日本とセントラル警備保障、子ども見守りサービスを提供へ
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とセントラル警備保障株式会社は7日、共同でオリジナルの「子ども見守りサービス『まもレール』」の提供を開始すると発表した。10月1日より、まずは山手線、中央線(東京~高尾)の57駅でスタートさせる。
この「まもレール」は、子どもが「Suica」や「PASMO」で駅の自動改札を通過すると、あらかじめ登録しておいた保護者のスマートフォンなどに利用駅と通過時刻、チャージ残額の情報がプッシュ通知されるもの。確実に駅を利用したことがどこにいても確認できるほか、ICカードのチャージ残高不足で子どもが移動のための足を失ってしまうといった事態を防ぐことができる。
通知は電子メールか、スマートフォンにダウンロードした「JR東日本アプリ」で受け取れ、アプリのプッシュ通知機能で受け取った場合は、過去の履歴も一覧表示で確認できる。シンプルだが有用性の高い見守りサービスだ。
2018年春までには首都圏244駅に拡大予定
「まもレール」のサービス対象者は、小学生、中学生、高校生の満18歳となった3月31日まで。記名式の「Suica」および「PASMO」が対象となり、無記名式のICカードでは利用できない。
利用料金は、子ども1人、保護者の通知先1件で月額500円となり、通知先2件目登録の場合は月額100円が加算される。入会金や事務手数料などは不要で、サービスの利用開始月は無料。ただしこの初月に解約した場合は、1カ月分の利用料金が請求される。
契約満了は最初に到来する3月31日で、満了2カ月前までに申し出がないと、1年間自動更新される。その後も同様で、子どもが18歳に到達した後の3月31日で自動解約になるという。決済はクレジットカードによる月払いのみ対応で、銀行振込や口座振替には対応していない。
サービス開始の10月1日からは、山手線の全29駅、中央線の32駅で利用可能となり、2018年春までには京浜東北線、埼京線、武蔵野線、京葉線、南北線、常磐線、総武線、東海道線、宇都宮線、横須賀線、青梅線、内房・外房線などに対象を拡充し、首都圏244駅で利用できるようになる予定だ。申し込みは「まもレール」公式サイトで、2017年9月13日9:00から受け付ける。
JR東日本グループでは、子育て支援を通じた沿線活性化事業「HAPPY CHILD PROJECT」を推進しており、今後も暮らしやすい沿線づくりに寄与するサービスの充実に努めていくとした。
(画像はプレスリリースより)
東日本旅客鉄道株式会社/セントラル警備保障株式会社 プレスリリース
http://www.jreast.co.jp/press/2017/20170905.pdf「子ども見守りサービス『まもレール』」 公式サイト
https://www.mamorail.jp/index.html