システムへの勤怠データ手入力が不要!
freee株式会社は17日、同社の提供する給与計算から労務管理まで、スタッフのデータ管理を一元化する「人事労務 freee」が、株式会社インフィニットループのタイムマネジメント型勤怠管理システム「シュキーン」と連携、HRプラットフォームとしての拡大に寄与するサービスを開始したことを発表した。
今回のサービス連携により、「シュキーン」を利用している企業は、勤怠データをfreee形式で出力すれば、「人事労務 freee」へスムーズにそのデータを取り込めるようになった。従来はひとつひとつ手作業で行われていた人事給与システムへの勤怠データ入力が自動化され、入力ミスの防止や業務にかかる手間と時間を大幅に削減できるものとなる。
「人事労務 freee」は、今年8月に「給与計算 freee」から進化して誕生したfreeeのソリューション。クラウドのリアルタイム勤怠データ管理で、残業管理や人件費の計算を楽にするほか、各種税金・保険料を含めた自動給与計算を実行、給与明細もワンクリックで作成し、オンラインで共有できる。
年末調整や労働保険の年度更新・算定基礎届の作成、住民税の更新などにおけるスタッフ・担当者双方の作業効率化を実現する専用フォーマットの提供や、入社前後の手続きに必要な書類、情報をオンライン入力でスムーズに作成したり、人事情報更新をスタッフによる入力を受けてシステムへ反映、労務管理リスクを低減したりすることもできる。
さらに、出勤簿・賃金台帳・労働者名簿の法定三帳簿における自動作成やマイナンバー管理にも対応、最新の制度に準拠したスタイルで、安心のデータ自動バックアップを用いながら、あらゆる人事労務管理関連業務を適切に、より容易に効率よく行えるものとする。
「クラウド会計ソフト freee」とあわせて使えばさらに便利!
一方のインフィニットループによる「シュキーン」は、給与計算に必要な勤怠管理と、労働時間管理を同時に実行できるクラウド型システム。自動打刻機能を備え、統計グラフ機能によって、個々のスタッフの労働時間を可視化することができる。
複数拠点の勤怠データをリアルタイムに確認・集計・抽出することも可能で、複雑な勤務体系でも容易に管理できることから、さまざまな業種業態の企業に活用されている。ニーズに応じ、ICカード、Web打刻もサポートする。
freeeでは、今回の「人事労務 freee」と「シュキーン」の連携のように、今後も外部サービスとの連携開発や、勤怠打刻APIの公開を積極的に進め、HRプラットフォームとして、他サービスとの共同によるエコシステムを形成しながら、とくに抽象・中堅企業における働き方改革を支援していきたいとしている。
なお「シュキーン」と「人事労務 freee」に加え、さらに「クラウド会計ソフト freee」をあわせて用いると、給与支払額や各種税金、社会保険料などのデータを会計データへと反映させ、バックオフィス業務全体をさらに効率化、最適化させることもできるとし、将来的には経営における重要情報を「freee」上で一元管理できるクラウドERPのコンセプトを真に実現させられるよう、努めたいともした。
(画像はプレスリリースより)
freee株式会社 プレスリリース
https://corp.freee.co.jp/「人事労務 freee」
https://www.freee.co.jp/hr「シュキーン」
https://www.shukiin.com/