チームプロジェクトの推進がより便利に!
米Dropboxは現地時間の12日、ブラウザ上の共同作業スペースとして用いることができるドキュメント作成・共有ツールの「Dropbox Paper」において、米Slack Technologiesの「Slack」との連携を開始、「Dropbox Paper for Slack」をリリースしたことを発表した。
チーム作業を進める上では、アイデアを練る段階からそれぞれメンバーへのタスク割り当て、フィードバックのやりとりなど、タイムリーで密なコミュニケーションに基づく協力関係を保つことが重要になる。
しかし、コミュニケーションをとりながら、作業を進めるには、複数のツールを同時に用いたり、その都度行ったり来たりしなければならず、効率の悪さを感じることも少なくない。チームワークを発揮して作業を円滑に進めるには、よりシームレスにツールを使いこなして共同作業が行える環境が必要だ。
「Dropbox Paper for Slack」は、そうした背景から生み出された連携機能で、「Dropbox Paper」と、日々のビジネスコミュニケーション環境とデジタルツールを集約した、作業効率の改善と組織の活性化に寄与するツール「Slack」を、シームレスに使えるものとする。
同じページにいながら必要な情報がすぐ得られる!
この機能を用いると、「Dropbox Paper」と「Slack」の連携により、コンテンツとコミュニケーションの一体化が図られるため、同じページにいながらにして、よりさまざまな必要情報を簡単にやりとりしたり、見つけ出したりできるようになる。
具体的には、まず「Slack」で「Dropbox Paper」のリンクを貼りつけると、ドキュメントのタイトルや文書の冒頭部分、画像の1枚目などプレビューが自動表示されるようになり、そのドキュメントの最終更新者と編集日時も直接確認できるようになった。
また「Slack」のチャットボックスに「/paper new(タイトル)」を入力すると、その場ですぐ新規のPaperドキュメントを作成でき、浮かんだアイデアを書き留めておける。
さらに「Slack」のチャットボックスで「/paper (検索語句)」の入力を行うと、すでに作成されたPaperドキュメントを検索でき、チャットコミュニケーションをしながら、話題になった過去の情報を調べて、関連する背景情報を提示、説明するといったことがスムーズに実行できる。
この連携機能は「Slack」の共有チャンネルでも利用可能という。「共有チャンネル」は、外部の企業やユーザーグループともコラボレートした作業が進められる新機能として発表されたばかりの「Slack」における新機能だ。
Dropboxでは、今回の「Dropbox Paper for Slack」により、さまざまな人々・組織のチームワークをサポートしていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
Dropbox プレスリリース
https://blogs.dropbox.com/「Dropbox Paper for Slack」
https://www.dropbox.com/