マネーフォワードが新アプリサービスをリリース
株式会社マネーフォワードは19日、人生を楽しむ貯金アプリ「しらたま」をリリースしたことを発表した。マネーフォワードとしては約5年ぶりの個人向け新プロダクトで、更新系APIと連携、メイン口座決済の“おつり”から自動で専用口座に貯金ができるアプリとなっている。
マネーフォワードでは、これまで自動家計簿・資産管理サービスの提供を行い、「お金の見える化」に注力してきたが、今回はそこからさらに一歩踏み込んで「貯金」をするための新ソリューションを提供することとした。「しらたま」により、気軽に楽しく貯金ができる仕組みを整備し、幅広い人々の貯蓄力向上をサポート、貯蓄した金額を“資産運用”に展開できるサービスづくりを進めて、政府も推進する「貯蓄から投資へ」の動きを加速させたいとしている。
貯金アプリ「しらたま」は“(しら)ずにお金が(たま)る”自動貯金から名付けられたもので、語呂合わせからアプリ上の白玉のような丸い貯金箱へとお金が貯まっていくデザインイメージを採用、気軽に意識せず、小銭から資産形成を図れるようサポートする。
住信SBIネット銀行と連携して実現
第1弾として、住信SBIネット銀行との連携からサービスが実現されており、iOS版「マネーフォワード」とiOS版「マネーフォワード for 住信SBIネット銀行」に連携済みのクレジットカードを用いる。現在はiOS版のみの提供となっており、Android版は開発予定という。
「しらたま」の利用開始登録を行うと、連携金融機関である住信SBIネット銀行に「しらたま」専用の口座(目的別口座)が開設され、アプリ上の貯金箱と口座の残高が連携される。
貯め方の1つ目として「おつり貯金」を提案し、クレジットカードの利用明細をもとに、おつり貯金額を算出、貯金していく。例えば460円のドリンクを購入して決済したら、500円を払ったつもりとして、おつりにあたる40円を貯金する。
2つ目の貯め方には「つみたて貯金」があり、こちらでは毎日の貯金額を自分で設定、自動でメイン口座から貯金専用口座に貯金ができる仕組みを提供する。このほか、旅行や購入したい憧れの物品など、目的や目標金額を設定し、それに向けたペース配分を選択、自動で着実に貯金していける方法もとれる。目標到達時には、その分のお金を貯金専用口座からメイン口座へと入金するかたちで出金手続きがなされる。
マネーフォワードでは、こうしてコツコツ知らずに貯まった貯金で、欲しかったものを購入したり、大切な人と旅行に出かけたり、より人生を楽しく、ちょっとだけ贅沢に、豊かにするといった活用方法を勧めている。
現在の連携金融機関は住信SBIネット銀行のみとなるため、同行での口座開設が必須となるが、今後は対応金融機関の拡大も図っていく予定とされており、より幅広く利用できるアプリサービスに成長していく可能性を秘めている。
マネーフォワードは、同社のミッションとする「お金を前へ。人生をもっと前へ。」の実現に向け、引き続き個人や企業のお金に関する課題と向き合い、より良いサービスの開発に努めていくとした。
(画像はプレスリリースより)
株式会社マネーフォワード プレスリリース
https://corp.moneyforward.com/「しらたま」 公式サイト
https://sirata.ma/