相続人に情報を伝えるサービス「If i die」
もし自分が交通事故などで急死したらHDD中身の「デジタル資産」はどうなるのか・・・?そんな心配をしたことがある人はいるのではないか。米国ではそんな心配に応えたデジタル資産の相続サービスが今、評判を呼んでいる。
カリフォルニアの「Legacy Locker」の「if i die」というサービスは、生存確認の電子メールに1カ月間返事がないと「死亡」とみなし、家族らの確認を経て、生前に登録したメッセージを、指定した人に届けるというもの。このサービスは日本からでも利用可能。(年間29.99ドル)
現在ネットに親しむ者が多くなり、当人の死後、ブログや交流サイトでは、遺族から連絡がない限り故人はネット上で「生き続ける」ことになってしまう。こういった問題から、今後死後のデジタル資産の相続サービスは拡大していく見通しである。
HDDのデータを消去するソフト「僕が死んだら・・・」
もし自分が死んだら、HDDのデータを消去したいという人も多いと思う。私もその一人である。そんな要望に応えてくれたのが、ソフトウエア会社「シーリス」がウェブサイトで無料公開しているソフト「僕が死んだら…」。
「僕が死んだら…」は生前に、見られても良いデータと、そうでないものを選別しておき、遺族がパソコンのデスクトップのアイコンをクリックすると、故人の音声や文章でのメッセージが起動、同時に指定されたデータが消去される仕組み。
高度な消去技術で復元は困難という。これで自分がもし急死してもHDDの中の恥ずかしい画像や動画を家族に見られないで済む。家族を幻滅させることなく、安心して逝けるであろう・・・。
Legacylocker ホームページ(英字)
http://legacylocker.com/IT media
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0903/11/news022.html「僕が死んだら・・・」ダウンロード
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se444807.html編集部 PEPPERONION